divination.jp

占術と実践の解説 / 命(めい)

暦占いAlmanac

六曜・十二直・二十八宿・一粒万倍日・天赦日など、暦に記された吉凶(暦注)で日を選びます。

分類
命(めい) Fate生まれた年月日と時刻・場所から、生涯にわたる性質と運の流れを読む分類です。生年月日が同じなら、いつ占っても同じ結果になります。
向く問い
入籍、開店、契約、財布の買い替えなどの日取り。
合う人
入籍・開店・契約の日を決めたい人。人と日取りを合わせたい人。
組み合わせ
九星気学の方位と組み合わせると、日と方角の両方が決まります。

暦占いとは

暦占いは、暦に記された吉凶の注記(暦注)をもとに日を選ぶ占術です。六曜(大安・仏滅など)、十二直、二十八宿、九星、一粒万倍日、天赦日、不成就日、三隣亡などがあり、婚礼・葬儀・開店・契約・引っ越しなどの日取りに使われます。

暦注は決まった規則で定まるため、同じ日にはどの暦でも同じ吉凶が載ります。このサイトの吉日の暦では、六曜・十二直・一粒万倍日・天赦日・寅の日・巳の日を日ごとに表示しています。

歴史

暦注は中国の暦法とともに日本に入り、陰陽道の影響で発展しました。平安時代の具注暦には日ごとの吉凶が細かく記され、貴族の行動を決めていました。江戸時代には民間の暦(伊勢暦・京暦など)に六曜や十二直、二十八宿が印刷され、庶民の生活に定着しました。

明治五年の改暦で政府は暦注を迷信として公式の暦から除きましたが、民間の暦(おばけ暦)で存続し、特に六曜は明治以降にかえって広まりました。現在も手帳やカレンダーに六曜が印刷され、婚礼と葬儀の日取りに使われています。

仕組み

六曜は旧暦の月と日を足して六で割った余りで決まり、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順で巡ります。旧暦の月初めで順序がリセットされるため、新暦で見ると不規則に変わります。十二直は北斗七星の柄の向きに由来し、日の十二支と節月の十二支の差で建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉が決まります。

一粒万倍日は節月ごとに定められた日の十二支(正月は丑と午、二月は酉と寅など)で決まり、月に四〜六日あります。天赦日は季節ごとに定められた干支(春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子)の日で、年に五〜六日です。寅の日と巳の日は日の十二支がそれぞれ寅・巳の日で、十二日ごとに巡ります。

二十八宿は月の通り道を二十八に分けた区分を日に配したもので、宿ごとに吉凶があります。不成就日は旧暦の月と日で決まる凶日、三隣亡は建築を避ける日とされます。

始め方

まず今日の暦注を確認します。このサイトの今日の暦に六曜・十二直・干支・吉日を表示しています。次に、予定している行事(入籍、開店、契約、引っ越しなど)に向く暦注を確認し、候補日の中から選びます。

一般的な目安として、婚礼は大安・友引、葬儀は友引を避ける、開店・開業は一粒万倍日や天赦日、契約や財布の買い替えは一粒万倍日・寅の日・巳の日、が使われます。複数の吉日が重なる日は特に良いとされ、年に数回あります。吉日の暦の年間ページで確認できます。

流派と種類

六曜は現在最も普及していますが、江戸時代には十二直のほうが重んじられていました。暦注の中には計算法が複数あるもの(不成就日の月の取り方など)や、地域で異なるもの(三隣亡の日付)があります。

九星の日盤も暦注の一つで、九星気学ではこれを方位の判断に使います。二十八宿と二十七宿(宿曜)は似ていますが別の体系で、日に配する規則が異なります。

向く人・向かない人

入籍・開店・契約・引っ越しなどの日を決めたい人、家族や取引先と日取りの根拠を共有したい人に向いています。九星気学の方位と組み合わせると、日と方角の両方が決まります。

性質や相性を知りたい人には向きません。暦占いは日を選ぶための占術です。

注意

一方で、六曜は社会的に共有された習慣であるため、婚礼や葬儀では相手方の考えに配慮して日取りを決める場面があります。信じるかどうかとは別に、共通の目安として使うのが現実的です。

一粒万倍日は「良いことも悪いことも万倍になる」とされ、借金や人から物を借りることは避けるとする考えがあります。

主な暦注の一覧

暦に記される主な暦注は次のとおりです。六曜は大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の六つで、旧暦の月日から決まります。十二直は建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉の十二で、日の十二支と節月から決まります。二十八宿は角・亢・氐・房・心・尾・箕・斗・牛・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃・昴・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫の二十八で、日ごとに順に巡ります。

吉日には一粒万倍日、天赦日、寅の日、巳の日(己巳の日は特に良いとされる)、大安、母倉日、天恩日などがあります。凶日には仏滅、不成就日、三隣亡、受死日(黒日)、十死日などがあります。複数の暦注が重なる日は、吉と凶が同時に付くこともあり、その場合は用途によって優先する暦注を選びます。婚礼は六曜、建築は三隣亡、金銭は寅の日と巳の日、というように分野ごとに重視される暦注が異なります。

よくある質問

一粒万倍日と天赦日が重なる日はいつですか
年によって異なり、年に一〜三回あります。このサイトの吉日の暦の年間ページに、重なる日を明記しています。
六曜はどうやって決まりますか
旧暦の月と日を足して六で割った余りで決まります。余り〇が大安、一が赤口、二が先勝、三が友引、四が先負、五が仏滅です。旧暦の月が変わると順序がリセットされます。
仏滅に入籍してはいけませんか
仏滅は六曜で「終日凶」とされる日ですが、根拠は暦注の決まりごとです。本人と相手方が気にしなければ問題ありません。気にする場合は大安や友引、一粒万倍日を選ぶのが一般的です。

吉日の暦を見る

同じ「命」の占術

関連するページ