占術と実践の解説 / 整(せい)
引き寄せ・アファメーションAffirmation
望む状態をすでに実現しているかのように言葉にし、毎日唱える・書く実践です。思考が現実をつくるという前提に立ちます。
- 分類
- 整(せい) Practice読むのではなく、石・香り・呼吸・月の周期・場所などを使って、運気や気持ちを整える実践です。占いと並んで使われます。
- 向く問い
- 自分にかける言葉の習慣を変えること。
- 合う人
- 自分にかける言葉を変えたい人。毎日の短い決まりごとが続く人。
- 組み合わせ
- 数秘術のライフパスの意味を自分の一文にする使い方があります。
引き寄せ・アファメーションとは
アファメーションは、望む状態をすでに実現しているかのように肯定の言葉にし、毎日唱える、または書く実践です。引き寄せの法則は、思考が現実をつくるという前提に立ち、望む状態を思い描くことで実現に近づくとする考え方です。
占いではなく、自分にかける言葉を変える習慣として「整」に分類しています。
歴史
十九世紀のアメリカで生まれたニューソート運動(思考が現実に影響するという宗教的・哲学的運動)が源流です。二十世紀初めのフランスの薬剤師エミール・クーエが「日々あらゆる面で私はますます良くなっている」という自己暗示の方法を広めました。
二〇〇六年の映画と書籍『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン)で「引き寄せの法則」が世界的に広まり、日本でも同時期に普及しました。
仕組み
一文を決めて、朝と夜に声に出す、または毎日書きます。文は現在形・肯定形で作り(「〜になりたい」ではなく「〜である」)、具体的にします。心理学では、自己に向けた肯定的な言葉が気分や行動に影響することを示す研究があります(自己肯定化理論)。
引き寄せの法則は、望む状態を思い描くことに加えて、それに合う行動を取ることを含めて説明されることが一般的です。思考だけで現実が変わるという主張に
始め方
一文を決めます。長い文より短い文のほうが続きます。朝起きたときと寝る前に声に出す、または手帳に書きます。数秘術のライフパスの意味を自分の一文にする使い方もあります。
一週間続けて、文が自分に合わなければ変えます。うまくいかない日があっても、翌日に再開します。
流派と種類
アファメーション(言葉)、ビジュアライゼーション(イメージ)、ビジョンボード(望む状態の写真を貼る)、感謝の日記など、形式の違いがあります。
向く人・向かない人
自分にかける言葉を変えたい人、毎日の短い決まりごとが続く人に向いています。
「実現しなかったのは自分の思考が足りなかったせい」という考えに陥りやすい人には注意が必要です。
注意
思考だけで現実が変わるという主張に実現しない結果を自分の責任として抱え込む使い方は、気分を悪化させます。うまくいかない日は休むこと、行動と組み合わせることが勧められます。高額なセミナーや教材の勧誘には注意が必要です。
よくある誤解
「願えば叶う」「叶わないのは思考が足りないから」という説明は、引き寄せの法則の最も批判される点です。願いは、思いと行動がそろったときに動き出すとされます。アファメーションは、自分にかける言葉の癖を変える習慣として使い、結果の責任を自分の思考に帰さないことが勧められます。また、否定的な感情を「持ってはいけない」と抑え込む使い方は、気分を悪化させます。
例文の作り方
文は現在形・肯定形・一人称で作ります。「痩せたい」ではなく「私は体を整える習慣を続けている」、「お金に困りたくない」ではなく「私は必要なものを買える収入がある」のように、否定語を使わずに書きます。否定語を含む文は、否定される対象のほうが意識に残るためです。
具体的すぎる数字や期限を入れると、達成できなかったときに逆効果になりやすいとされます。状態を表す言葉(続けている、選べる、落ち着いている)で書くほうが続きます。文は一つか二つに絞り、一か月は同じ文を使います。
続けるための記録
アファメーションが続かない原因は、文が長い、時間が決まっていない、効果が見えない、の三つが多くあります。対処として、文を十五字程度に短くする、朝の歯磨きなど既にある習慣に紐づける、記録を残す、という方法があります。
記録は、日付と一言(その日の気分や出来事)だけで十分です。一か月続けてから読み返すと、変化があったかどうかを自分で確認できます。変化が見えない場合は文を変えます。うまくいかない日を責めないことが、続ける条件になります。
よくある質問
- アファメーションの文はどう作りますか
- 現在形・肯定形で、短く具体的に作ります。「〜になりたい」ではなく「〜である」の形にし、朝と夜に声に出すか、毎日書きます。
- 引き寄せの法則は本当ですか
- 思考だけで現実が変わるという主張に自分にかける言葉が気分や行動に影響することは心理学で示されており、行動と組み合わせる使い方が現実的です。
- 続かない場合はどうすればよいですか
- 文を短くする、時間を決める(起床時・就寝時)、書く場所を決める、の三つが一般的な対処です。休んだ翌日に再開します。