占術と実践の解説 / 整(せい)
アロマ・ハーブAromatherapy
精油とハーブを気持ちや体調に合わせて使います。ラベンダーは眠り、ローズマリーは集中、カモミールは緩和、というように選びます。
- 分類
- 整(せい) Practice読むのではなく、石・香り・呼吸・月の周期・場所などを使って、運気や気持ちを整える実践です。占いと並んで使われます。
- 向く問い
- 眠り、集中、気分の切り替え。
- 合う人
- 五感で整えたい人。夜の習慣がほしい人。
- 組み合わせ
- 瞑想と組み合わせて使われます。月の周期で香りを替える人もいます。
アロマ・ハーブとは
アロマテラピーは、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)の香りを、気持ちや体調に合わせて使う方法です。ハーブは植物そのものを茶や料理、入浴に使います。ラベンダーは眠り、ローズマリーは集中、カモミールは緩和、ペパーミントは気分転換、といった対応が一般的です。
占いではなく、五感を使って状態を整える実践です。「整」に分類しています。
歴史
古代エジプトでは香油が儀式と医療に使われ、ギリシャのヒポクラテスは芳香浴を勧めました。中世ヨーロッパの修道院では薬草園でハーブが栽培され、薬として使われました。
「アロマテラピー」という言葉は、一九三〇年代にフランスの化学者ルネ=モーリス・ガットフォセが作りました。日本には一九八〇年代に英国式アロマテラピーが入り、一九九〇年代以降に普及しました。
仕組み
香りの成分は嗅覚を通じて脳の情動に関わる部位に届くとされ、リラックスや覚醒の体感につながります。精油は植物から水蒸気蒸留や圧搾で抽出した高濃度の液体で、ディフューザーで拡散する、キャリアオイルで薄めて肌に塗る、入浴に加える、などの方法で使います。
ハーブティーは乾燥したハーブに湯を注いで飲みます。カモミール、ペパーミント、ルイボス、レモンバームなどが一般的です。
始め方
香りを一つ決めて、寝る前にティッシュに一滴垂らして枕元に置く、または小さなディフューザーで拡散します。香りと状態(眠る前、集中したいとき)を結びつける習慣が、気持ちの切り替えの合図として働きます。
瞑想と組み合わせて使う人、月の周期で香りを替える人がいます。
流派と種類
英国式(リラクゼーションと美容が中心、精油を薄めて使う)とフランス式(医療的な使い方を含む)の二つの流れがあります。日本では英国式が主流です。ハーブは西洋のハーブ療法と、漢方・和のハーブ(よもぎ、しそなど)の系統があります。
向く人・向かない人
五感で整えたい人、夜の習慣がほしい人に向いています。
体の不調の治療を目的とする人には向きません。
注意
精油は原液を肌につけない、飲まない、目に入れないのが原則です。妊娠中の人、乳幼児、持病のある人、ペット(特に猫)がいる家庭では、使用できる精油が限られます。柑橘系の精油は肌に塗った後に日光に当たると炎症を起こすことがあります。体の不調は医療機関に相談してください。
よくある誤解
「天然だから安全」という説明は正しくありません。精油は高濃度の植物成分で、原液の塗布や飲用は危険です。また、香りの好みには個人差が大きく、一般に「眠りに良い」とされるラベンダーが合わない人もいます。効能の一覧より、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことが勧められます。
代表的な精油と使い分け
広く使われる精油と一般的な用途は次のとおりです。ラベンダーは眠りと緩和、カモミール・ローマンは緊張の緩和、ベルガモットは気分の切り替え、スイートオレンジは明るさと食欲、ゼラニウムは気分の波の調整、イランイランはリラックス、ペパーミントは眠気覚ましと気分転換、ユーカリとティートリーは呼吸を楽にする用途と清潔の目的、ローズマリーは集中、フランキンセンスは深い呼吸と瞑想、レモングラスは切り替えと虫よけ、サンダルウッドは落ち着き、とされます。
使い分けの目安は、夜はラベンダー・カモミール・サンダルウッド、朝はペパーミント・ローズマリー・柑橘系、集中したいときはローズマリー・レモン、気分を切り替えたいときはベルガモット・オレンジです。柑橘系(ベルガモット、レモン、グレープフルーツ)は肌に塗った後の日光で炎症を起こすことがあるため、日中の肌への使用は避けます。ペパーミントとユーカリは乳幼児には使いません。
よくある質問
- 最初の一本は何を選べばよいですか
- ラベンダーが一般的です。眠りと緩和に使われ、香りが穏やかで、他の精油と合わせやすいためです。
- 精油は肌に塗ってよいですか
- 原液は塗りません。キャリアオイル(ホホバ、スイートアーモンドなど)で一%程度に薄めて使います。柑橘系は日光に当たると炎症を起こすことがあります。
- 妊娠中に使えますか
- 使用を避けるべき精油があります。妊娠中や持病のある人は、成分を確認し、医師や専門家に相談してから使います。