占術と実践の解説 / 整(せい)
ヨガ・チャクラYoga / Chakras
体の中心線上に七つのエネルギーの中心(チャクラ)があるとし、姿勢と呼吸で整える実践です。ヨガの身体の側面と、チャクラの象徴の側面があります。
- 分類
- 整(せい) Practice読むのではなく、石・香り・呼吸・月の周期・場所などを使って、運気や気持ちを整える実践です。占いと並んで使われます。
- 向く問い
- 体のこわばり、呼吸の浅さ、姿勢。
- 合う人
- 体を動かして整えたい人。心の状態を体の場所で言葉にしたい人。
- 組み合わせ
- 瞑想やアロマと組み合わせて使われます。
ヨガ・チャクラとは
ヨガは、姿勢(アーサナ)と呼吸(プラーナーヤーマ)、瞑想で心身を整えるインドの伝統的な実践です。チャクラは、体の中心線上に七つあるとされるエネルギーの中心で、下から順に、会陰(第一)、下腹(第二)、みぞおち(第三)、胸(第四)、喉(第五)、眉間(第六)、頭頂(第七)に位置するとされます。
ヨガの身体的な側面(柔軟性、筋力、呼吸)と、チャクラの象徴的な側面(感情や状態を体の場所で言葉にする)の二つがあります。「整」に分類しています。
歴史
ヨガは紀元前のインドに始まり、二〜四世紀ごろの『ヨーガ・スートラ』で体系化されました。現在世界で行われている姿勢中心のヨガ(ハタヨガ)は、十世紀以降のタントラの流れで発展し、二十世紀にインドから欧米に広まったものです。
チャクラの体系はタントラの文献にあり、二十世紀初めに英国のジョン・ウッドロフ(アーサー・アヴァロン)が『蛇の力』で西洋に紹介しました。七つのチャクラに色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)を対応させる現在の一般的な図は、二十世紀後半の西洋のニューエイジで整えられたものです。
仕組み
ヨガの姿勢は、体の柔軟性と筋力、呼吸の深さを整えます。呼吸法は自律神経に働きかけるとされ、リラックスや覚醒を調整します。
チャクラは解剖学上の器官ではなく、象徴です。第一は生存と安定、第二は感情と創造、第三は意志と自信、第四は愛と関係、第五は表現、第六は直感、第七は精神性を表すとされ、「どのチャクラが詰まっているか」という言葉で現在の状態を整理する道具として使われます。
始め方
スタジオのクラスか、動画で始められます。太陽礼拝など基本の連続動作と、深い呼吸から入るのが一般的です。体の硬さは問題になりません。
チャクラは、今の状態を体の場所で言葉にするために使います。例えば「喉が詰まる感じがして言いたいことが言えない」を第五チャクラの状態として整理する、という使い方です。
流派と種類
ハタヨガ(姿勢中心の基本)、アシュタンガヨガ(決まった順序で動く)、アイアンガーヨガ(道具を使い姿勢を正確に)、ヴィンヤサ(流れるように動く)、陰ヨガ(長く保持する)、ホットヨガ(高温の部屋で行う)などがあります。
向く人・向かない人
体を動かして整えたい人、心の状態を体の場所で言葉にしたい人に向いています。瞑想やアロマと組み合わせて使われます。
激しい運動を避ける必要がある人は、医師に相談してから始めます。
注意
チャクラは解剖学上の器官ではなく、象徴として使うものです。ヨガの姿勢は無理をすると怪我をするため、痛みがあれば止めます。持病や妊娠中の人は、対応するクラスを選び、医師に相談してください。
よくある誤解
「チャクラを開く」「チャクラが閉じている」という表現は象徴的なもので、体の器官が開閉するわけではありません。チャクラの色や位置の対応も伝統によって異なり、現在一般的な七色の図は二十世紀後半に整えられたものです。ヨガについては「体が柔らかい人のもの」という誤解がありますが、柔軟性は結果であって条件ではありません。痛みを我慢して姿勢を深めることは怪我につながります。
七つのチャクラの対応
一般的に使われる七つのチャクラの対応は次のとおりです。第一(ムーラダーラ・会陰・赤)は生存と安定、第二(スワディシュターナ・下腹・橙)は感情と創造、第三(マニプーラ・みぞおち・黄)は意志と自信、第四(アナハタ・胸・緑)は愛と関係、第五(ヴィシュッダ・喉・青)は表現と伝達、第六(アージュニャー・眉間・藍)は直感と洞察、第七(サハスラーラ・頭頂・紫)は精神性とされます。
「詰まっている」状態の言葉の例として、第三が弱いときは決められない・自信が持てない、第四が弱いときは人と距離を取りすぎる、第五が弱いときは言いたいことが言えない、という表現が使われます。体の部位と結びつけて状態を言葉にするための枠組みであり、医学的な診断ではありません。
よくある質問
- チャクラは本当にあるのですか
- 解剖学上の器官ではなく、伝統的な象徴です。感情や状態を体の場所で言葉にする道具として使われます。
- 体が硬くてもヨガはできますか
- できます。ヨガは柔軟性を競うものではなく、無理のない範囲で姿勢と呼吸を整える実践です。
- 七つのチャクラの位置と意味を教えてください
- 下から、会陰(生存と安定)、下腹(感情と創造)、みぞおち(意志と自信)、胸(愛と関係)、喉(表現)、眉間(直感)、頭頂(精神性)とされます。色は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫が対応するとされます。